言葉が少なくなると不安が募る

阿吽の呼吸という言葉がありますが、新婚の夫婦が使える言葉ではありません。
これは熟年の夫婦が、お互いの好みをしっかり長い年月を経て理解した後に使えるようになります。
新婚の夫婦がこれを使うとすると、ただのコミュニケーション不足になってしまいます。
せっかく結婚に至った出会いなのですから、
阿吽の呼吸という言葉が使えるようになるように会話をしましょう。
付き合っているときは、お互いのことを知るためにかなりの会話量だったことが伺えます。
ですが、結婚後に同じ会話量があるかどうかと聞かれたら、どうでしょうか。
意外と当たり前に一緒にいられることになったことで、必要な会話さえ減らしてしまい、
何も言わなくてもわかって欲しいという身勝手な欲求を抱いていないでしょうか。
そんな身勝手な欲求は理不尽であり、
「どうしてわからないのか」と更に理不尽な怒りが向けられると相手に失望してしまいます。
結婚後に知れることもたくさんあるため、出会いの頃と同じくらいの会話量を維持した方が、
間違いなく意思の疎通は成り立ちます。
会話を減らすということは、自然とお互いの信頼も減らしていくのです。
いつも何か言いたげな態度でいる、という姿を見せるより、
きちんと言いたいことを話してくれる方が当然相手に対して安心できますし、信頼もできます。
相談も会話がなければ成立しませんし、必要な連絡ももちろん会話が必要です。
SNSでの連絡に頼り過ぎてもよくなく、
文字より声が相手に安心感を与えられることを忘れずにいましょう。