同棲の心得

出会いから間もなくの頃にはあまり考えることはなかった人も、互いのひととなりを知ったことで、
「将来」に備える意味も兼ねて、同棲を決めたという人は意外と多いのではないでしょうか。
同棲を始めたことで見えてくる意外な一面というものもあるでしょうし、
出会いの時には想像もしなかった七癖を発見したという人もいるかもしれません。
結婚を見据えた同棲は、将来の青図を描くためにも有効ですし、
互いの問題点や、さまざまな改善点を見つける絶好のチャンスでもあるので、
二人の事情が許すのであれば、経験してみることがお勧めです。
互いの将来について真剣に考えているからこその同棲ですが、住む場所や間取り、
生活費の割合などよりもしっかりと決めておかなければならないことがあることをご存知でしょうか。
それは、同棲生活の中で、どちらがどんな家事を分担するかということです。
「そんなことか」と思う人もいるかもしれませんが、暮らすために必要な家事は意外と多く、
その役割を決めておくことは円満な関係を続けるためにはとても大切なことですし、
トラブルを回避にも繋がるので、率先して決めておくべき事柄ということができるでしょう。
社会人同士の同棲の場合は特に、役割の分担を事前にきちんと決めておくことが大切ですし、
仕事などでそれを果たすことができない場合であっても、
ただ手の空いている方が代わりにそれをするのではなく、
融通をつける際のルールも決めておくことが大切なのです。
また、「できない事情」が続くと、「やらなくても済む」へと考え方が変わることも多いので、
日頃家事をあまりしっかりしていなかった男性などは相手の好意に甘えず、
自分の役割をしっかり果たすよう心がけましょう。
資金面など、事前に話し合っておかなければならない事柄は他にもありますが、
そうした話しの折り合いがついたからこそ同棲の運びになったのであって、
むしろこれから始まる暮らしに関わる事柄の方をしっかりと決め、
互いにそれを実行し続けることの方が同棲にとっては深刻なことなのです。